本杉宇太郎先生の論文がMagn Reson Med Sci誌に掲載されました

2015年05月12日

本杉宇太郎先生の論文(Gadoxetic Acid-induced Acute Transient Dyspnea: The Perspective of Japanese Radiologists)がMagnetic Resonance in Medical Sciences (MRMS) 誌に掲載されました。PubMedを見る »

【論文解説】

ガドキセト酸は近年発売された肝特異性造影剤である.従来の造影剤と比較して,非常に高い診断能を示すことから当科では肝の造影MRIにおいて第1選択の造影剤として使われている.昨年,米国からガドキセト酸投与後に一過性の呼吸困難を訴える症例があることが報告され話題になった.米国内の肝MRIの研究者たちはこの現象をかなり深刻に捉えている.一方,この報告を受けた後も日本国内ではあまり大騒ぎにはなっていない.米国と日本では違いがあるのだろうか? 国内の施設の中から,ガドキセト酸を使用した肝MRIの臨床/研究を盛んに行っている10人のドクターにアンケートをした.(著者:本杉宇太郎)