齋藤正英 先生の論文が、J Appl Clin Med Phys 誌に掲載

2018年03月05日

齋藤正英 先生(医学物理士)の論文「Comparison of MLC error sensitivity of various commercial devices for VMAT pre-treatment quality assurance」が、Journal of Applied Clinical Medical Physics 誌に掲載されました。 PubMedを見る。

 

【論文解説】

汎用Linacを用いた強度変調放射線治療(IMRT)は、放射線の出射部に取り付けられたMLCという遮蔽体を複雑に動かすことで実施されています。
そのため、IMRTを実施する施設では日々のMLCの精度管理が非常に重要です。
今回の論文では、故意にMLCエラーを付加したIMRTの治療計画を作成し、
MLCの精度管理に用いられる様々な精度管理用デバイスの、MLCエラーに対する感度を比較しました。
今回の結果から、特にガントリー装着型の検出器を用いた方法が、簡便かつMLCエラーへの感度も良好であることがわかりました。
 
今後は異なるアプローチを用いて、さらに検討していきたいと考えております。

齋藤 正英