放射線治療科

放射線治療科

~私たちと放射線治療の世界を探求しませんか~

放射線治療科は、放射線腫瘍学を学び研修する場であり、放射線腫瘍学とは、がん放射線治療に関連する放射線生物学、放射線物理学を基礎として臨床的な放射線治療を科学的に分析する学問です。
 山梨大学医学部放射線治療科では、がん放射線治療のみならず、全ての臓器のがん治療に関連する知識と技術を身につけた ” Total Oncologist” として放射線治療のスペシャリストになることを目標にしています。具体的には、がんの病期分類、放射線治療計画、治療適応判断や治療後の効果判定に必要な画像診断などを基礎から学びます。
最先端の放射線治療装置をこれほどバランスよく配備した施設は国内外でも珍しく、理想的な環境で充実した臨床・研究生活を過ごして頂けるものと自負しています。

体幹部定位放射線治療の先駆者として

臨床試験登録症例数

 私たちは体幹部定位放射線治療(SBRT)における先駆的役割を果たしてきました。肺癌定位放射線治療の臨床試験 JCOG 0403 の症例登録数は第1位です。このように臨床試験などの臨床研究を積極的に行っており、ガイドラインや教科書も多数執筆しています。

研究開発でも放射線治療界をリード

胸腹2点測定式呼吸モニタリング装置 Abches(アブチェス)

 胸腹2点測定式呼吸モニタリング装置 Abches(アブチェス)は私たち山梨大学放射線科が開発した、照射標的の呼吸に伴う動き(呼吸性移動)を最小限にする技術のひとつです。山梨大学知的財産に登録され、日米およびカナダで特許を取得して商品化に至りました。現在では国内の放射線治療現場に広く普及しており、高精度放射線治療において欠かすことのできない装置のひとつになっています。

胸腹2点測定式呼吸モニタリング装置 Abches(アブチェス)

研究開発でも放射線治療界をリード